外壁塗装の費用を安く抑える業者の謎|外壁塗装の費用

例えば塗装業者Aからと、直接依頼をした塗装職人Bさんからと、二社から相見積もりをとったとします。
直接依頼なので当然Bさんの方が見積もりは安くなりますが、稀に塗装業者AがBさんと同じ見積もりを出してくる場合もあります。
こうなってくると注意が必要です。

何度か触れましたが、塗装業者の塗装費用の中には人件費や、下請け業者がいる場合は中間マージンなども発生してきます。
それがどうして、Bさんと同じ料金で見積もりができるかというと・・・。
実は、手抜き工事をするからなのです。
このケースの場合、ほぼ手抜き工事と考えて間違いありません。

Bさんの場合は中間マージンやコストがほとんどかからないため、純粋に工事費用のみの請求になります。
しかし塗装業者Aの場合、いろいろな経費（見積もりの約1/3）を引かれて残った費用で工事をしていく訳なのですが、そうなるとどこで帳尻を合わせるかというと、質の悪い塗料を使う、塗り数を減らす、塗装知識の少ない見習い（人件費が安いため）などいろいろな方法を使うのです。

外壁塗装で手抜き工事をされた場合、ほぼ100％の確率で塗装部分が剥がれてしまいます。
そうなると、

・塗ってからすぐ塗り直しが発生し費用が余計にかかる
・家の不安や悩みが大きくなりストレスだらけになる
・将来的に家の躯体にダメージを与えることになる可能性がある

塗装は約10年に一度行うとお話ししてきましたが、その度に何十万と費用がかかりますよね。
それが数年で剥がれてしまい、また何十万かかるとなると、他の人の家よりもメンテナンスにかける金額が高くなってしまいます。
将来的なコストを考えるとトータルで100〜200万円も変わってきてしまいます。

また、お金の話だけでなく、手抜き工事ですぐに剥がれた外壁は家を守ることができず、雨漏りやシロアリなどの家の躯体にまで影響を及ぼすことも考えられます。
そして精神的なストレスも計り知れないものがありますよね。
大切な我が家を邪険に扱われるのはやはり許せませんよね。

外壁塗装の費用はやはり高いと思いますが、家の健康を長期で見るとなるとやはり妥当な金額と言えます。
安いだけの外壁塗装業者を選び、手抜き工事がされたことによって引き起こされるものはまさに災害レベルと言っても過言ではありません。

絶対に塗装を安く謳っている塗装業者には塗装を依頼しないでください。